「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「常に流行に流されることなく 不易なる『真実在』(理念)の立場から物事の道理を見極めてゆけ」



  塾生諸君に述べておきたい。常に「今」の渦中の中にのみ生きてしまうのではなく、少なくとも、半年先のことを常に考えて準備しておくことを心がけておきなさい。そして、「動機」と「過程」の正しさだけではなく、「効果」の正しさについてよくよく分析をしておきなさい。

 さらには、自らの一ヶ月の言動の「動機」と「過程」と「効果」が、十年後、二十年後、百年後に及ぼしてゆく「因果関係」について、よくよく分析しておきなさい。その上で、自らの一ヶ月の言動の背後にある、一ヶ月前、三ヶ月前、一年前、三年前、五年前、十年前の「因果関係」について、よくよく分析しておきなさい。そして、「善因善果 悪因悪果」の大局観に立脚して、一つ一つ悪因を取り除き、善因を積み上げてゆきなさい。

 そのために、古今東西の賢人、哲人、リーダーによくよく学び、古今東西の歴史によくよく学び、自己と国家と世界の「歴史」を見据える「眼」を、常日頃から培っておきなさい。自分自身の人生の歴史も、他者の人生の歴史も、日本国の歴史も、地球の歴史も、それぞれに尊い一大光明芸術であるという視点に立脚して、その個性的実相、個性的理念、個性的真理を拝み出し、その本来の「真象」を、「真実在」として顕現してゆくために、日々自助努力を積み重ねてゆきなさい。さすれば、必ずや、自助努力(自力)と天運(他力)が一体と成って、必ず天に報われてゆくことであろう。

 天の理法、天の摂理、天の配材は、本来一つも矛盾は無く、大自然、大宇宙の理法は、一つに「統(す)」べられているものである。真に主観(自己)と客観(他者、社会、国家、世界)が、「自他一体」に「絶対観」として「観」じられてゆけば、そこに、天地人一体と成った「一大光明浄土」が、神の国、仏の国、理念(イデア)の国として顕現してゆくのである。これを、「純粋経験」的「絶対観」といい、「絶対無」中「無尽蔵」の「ゼロ」の立場であるというのである。

 常に流行に流されることなく、不易なる「真実在」(理念)としての自己に原点回帰し、「真実在」(理念)としての他者と社会と国家と世界を拝み出し、「自他一体」に「観」じ、活かしてゆけば、過去現在未来を貫いて、一条に時空を超越した大調和なる大繁栄革命が成就してゆくしかないのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾光明祈念歌〕
草笛の
音にぞ
 時代の
  声のする
  魂の
 永遠
 を
    聴く
(貴)        .



[ 2001年5月7日 ]



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