「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「『自主性』をもった自助努力の精神と協調性こそが天運を拓いてゆく」




 塾生諸君に述べておきたい。自助努力の精神というものが、資本主義の精神の出発点に在るといえるのである。故に、理念資本主義を保全してゆくためには、物心共なる理念的自助努力の習慣をつけてゆくことが大切なのである。一人一人が、それぞれの立場に応じて、「自主性」をもって自助努力を積み重ねながら、なおかつ、その過程において、周囲と協調性をもって、「和」と「国際性」を発揮してゆけば、真に「自他一体」に発展繁栄してゆくことが出来るのである。

 まず、自分自身の人生については、自分自身が「自己責任」をもって、他人のせいや、会社のせいや、学校のせいや、地域社会のせいや、国家のせいや、地球のせいにすることなく、主体的に自らの運命を開拓してゆかなくてはならない。自助努力をもって天運を拓いてゆくことこそが、「学問のすすめ」の本旨であり、真なる学問を通して、天を愛し、人々を愛し、日本国を愛し、地球を愛してゆくことこそが、学問を成すことが出来る人間の特権であり、人生の醍醐味であるといえるのである。

 真なる学問を修めてゆくことは、実人生を真に豊かにし、実生活、実社会を真に豊かにし、日本国も、地球も、真に豊かにしてゆく王道であるといえるのである。そのような観点から、今「現在」の日本国の環境を眺めてみれば、これ程に恵まれている環境はないといえるのである。恵まれている環境であるということを再発見し、明治維新以降、国家百年の大計に感謝し、報恩してゆく所から、積極的に次なる国家百年の大計が真に始まってゆくといえるのである。

 真にバラ色の希望の未来が、「今」の日本国には約束されているのである。学問を尊重し、真に活かし、自助努力しつづけてゆけば、必ず天に報われてゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾讃歌集〕
潮の色
明るく
なりぬ
 広々と
大空
 仰ぐ
 希望
  の
  船出
(貴)           .



[ 2001年4月26日 ]



このホームページのトップへ リストへ