理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「無常なるものを離れて永遠普遍なるイデアと一体となれ」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 
 ショーペンハウアーの述べた孤独な観照的生活というものは、哲学者の基本であり、最も大切なことである。現世から超然として、イデアの真理を思索し、瞑想し、これと一体となるのである。

 あらゆる地上的煩いから自由になり、解脱し、超然としてゆくことこそ、真にエマソン哲学を実践してゆく秘訣である。

 思索の翼をもって、自由自在に天空に飛翔してゆくことである。そして、真理のイデアの天空から、全てを眺めてゆくことである。

 無常なるものを離れて、永遠普遍なるイデアと一体となることである。そして、イデアを感得し、思索し、真理を文筆してゆくことである。そして、文筆を通して、人々に心の糧を与えつづけてゆくことである。

 さらに、歴史上の偉人の幾人かを具体的目標に据えて、日々読書し、自ら思索し、倦まず弛まず、小さな哲学的発見、見性体験を積み重ねてゆくことである。

 イデアは、永遠不滅の実在であり、真如であり、真理である。常に己が魂をイデアに触れて、これを磨いてゆくことである。イデアの輝きは、ダイヤモンドよりも剛いのである。

 イデアの智慧を感じさせる書物を通して、常にイデアを思索してゆくことである。このように、哲学者の基本は、常にイデアを思索しつづけてゆくということである。

 真にエマソン哲学を理解する人は、まさしくエマソンなのである。真にエマソンの如く哲学的随想をつづる人は、エマソンそのものとなっているのである。





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