理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「『心のノート』こそ自省録であり それを習慣にしてゆくこと」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 「自省録」というものは、様々な分野の本を読んで感化を受けたものの中から、それらに対して自ら主体的に思索して、真理を育んでゆくという営みである。

 まずは、「心のノート」として、自らの心の軌跡をつづってゆくことである。己が心の想念を客観化してゆくことである。

 そのようにして文章に起こすことによって、自己の問題意識を探究してゆくことである。そして、理性の言語となしてゆくことである。

 日々、自らの理性の声を言葉にして、それを自分自身で確認してゆくことである。思索における主体性を持って、己が理性の声の軌跡を明確にしてゆくべきである。

 人間は、日々、何かを感じて、思索しているのである。その内容を言語化して、遺してゆくことである。

 自省録そのものが、哲学として、文学として、人々に智慧の糧となることもある。また、その方が、素直な自分自身の魂の生地の言霊として、かえって、人々の心に響いてゆくこともあるのである。

 故に、自分自身の魂の生地に忠実に、言葉を、思想をつむいでゆくべきである。常に自分自身の言葉をこそ持つべきである。

 確かにインスピレーションも自然に臨むであろう。しかし、まずは、自分自身が何を感じ、何を考えてゆくかということである。それでこそ、インスピレーションも活きるのである。

 何よりも、自分自身が何を感じ、何を考えるかということをこそ言語化して、それを人々に伝えるということが大切なのである。





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