理念情報

 「哲学的コラム」
Japanese Dream Realization



「稲盛和夫氏の説く『利他の心』と『中道』について」



JDR総合研究所 代表
天川貴之




 「利他の心」というものは、真理の中心である。その上で、「利自即利他」こそが、中道なのである。

 常に自らの「利他の心」を反省して、純粋なる布施の行を為してゆくことこそ、真なる菩薩である。

 この「利他の心」の実践の中で培われたものこそが、真なる般若の智慧である。その根底には、他の多くの人々への布施の行の実践があるのである。

 この「利他の心」こそ、偉人・聖人の条件である。かのマザー・テレサの愛の心、奉仕の心こそ、彼女が聖人に列せられている所以なのである。

 稲盛和夫・京セラ名誉会長の説く「利他の心」は、天川貴之著の『夢を実現する条件』の根底である。

 「愛に始まり 愛に終われ」と『夢を実現する条件』の中で述べられているように、真なるドリーマー、真なる志士というものは、愛の心、奉仕の心、世のため人のためを願う心から来るのである。

 けれども、誰もが、マザー・テレサや稲盛和夫氏のように、ただ世のため人のために生きることは難しいので、まず、自分自身を愛そうということになるのである。

 この自分自身を慈しむということも、大切な習慣である。自分自身を真に愛し、慈しむということも、中道なのである。

 何故なら、自分自身が幸福だと、周囲の人も自然に幸福になるのである。これも、「利自即利他」の中道のあり方なのである。





このホームページのトップへ 


「稲盛和夫氏の説く『利他の心』と『中道』について」 に対するご意見・ご感想などございましたらご遠慮なくお寄せください。
ご意見・ご感想はこちらから