目次
まえがき
各界の方々からの御言葉

〔注文する〕
「義塾百話」
   〜平成の慶應〜
・ 天川貴之 著
・ 文芸社
・ 2002年3月12日発行
・ 定価 : 本体 1400円+税

「義塾百話」の一篇一篇は、同時代の様々な世界史的日本史としての事件を素材にしてつづられた思索的評論であり、哲学的演説であるが、その真髄は、「理念(イデア)哲学」の探究、応用、具体化に「実在」しているといえる。
その意味において、様々な具体的素材に対して、「理念(イデア)的洞察」を加えることによって普遍化してゆくことは、「理念(イデア)の革命」そのものであるといえよう。そして、これらの無限無数の「理念(イデア)の種子」から、「精神的ジャパニーズドリーム」がおこってゆくこともまた、「理念(イデア)の革命」であるといえよう。

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まえがき 
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「自己の『天命』を自覚してゆくことこそ教育の根幹である」
「『自主性』をもった自助努力の精神と協調性こそが天運を拓いてゆく」
「国際的武士道精神をもって諸政策を断行してゆけ」
「国家あってこその国民であり 有効需要あってこその日本経済世界経済である」
「精神的ジャパニーズ・ドリーム実現の鍵は『善く生きる』教育の王道にこそある」
「究極的実在としての天の摂理を探究してゆく所に『新時代』がある」
「『歌』曲ルネサンスを通して心の絆を育み文化を継承してゆけ」
「あらゆる方の中に永遠普遍の道徳律があり個性的天才が実在する」
「生涯哲人として根源的に人生を『問い』智慧と愛と光明を表現してゆけ」
「理念(イデア)人類ムーブメントの時代」
「地上世界に『天使』が満ち満ちてゆけば真なる神の国が顕われてゆく」
「真に数百年数千年 人類史に遺る根本的真理を見極わめた上で
     『光明信念』をもったリーダーへと成ってゆけ」
「真なる『戦略的思考』をもった哲人として『国家百年の大計』を見定め
     根源的諸改革を実行してゆけ」
「国民の国民による国民のための哲学によって運命の開拓を成就してゆけ」
「常に流行に流されることなく 不易なる『真実在』(理念)の立場から物事の道理を見極めてゆけ」
「新生日本建設は自国の歴史に対する『自己信頼』と根源的なる『歴史哲学』から始まってゆく」
「諸学の学としての哲学を根本から悟得し応用実践してゆけば
     経済危機は克服され理念経済学が生まれてゆく」
「真なる正義感から真なるリーダーは生まれ真なる博愛の精神から大いなる夢が育まれてゆく」
「大宇宙大自然の理法としての『理念』を『自己責任』をもって
     具体化応用実践してゆくことが『事業遂行者』の天命であり醍醐味である」
「日本の哲学の根源に地球の哲学の根源があり宇宙の哲学の始原が実在する」
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「光明を掲げ正気を放光してゆけば人類の春が観じられる」
「『理念の革命』とは『自他一体』に活かす勝利と繁栄と成功の大道を発見し歩みつづけてゆくことである」
「日本国の『理念』を深く観じてゆけば『個性的実相』と大調和の哲理が発見されてゆく」
「常にダム経営の精神をもって『時流』を見抜き根本『理念』に則って適正対応してゆけ」
「経済学者にプラトニックラブレボルーションは既に起こっている」
「正統ケインズ経済学の成立する前提条件と基本原理と政策は極めてシンプルイズベストである」
「多様なる教科書と健全な哲学的批判精神と究極的価値への信頼こそが真に実りある教育を育んでゆく」
「真理を尊重し徳をもって活かしてゆくことこそ学問の本質であり国家繁栄の基である」
「個性的天才達を天使達の『天孫降臨』神話として尊重してゆけば国運は拓かれてゆく」
「『日本国民』として『国籍』をもつということが健全な『愛国心』を証するのであり
     『国益』と『地球益』につながってゆくのである」
「真なる『自律』の精神に基づいた『ヒューマニズム』こそが
     真なる自由主義 民主主義 資本主義を根本から変えてゆく」
「真なる『自由の理念』を探究してゆく所から真なる『理念の革命』が成就してゆく」
「大宇宙大自然の『叡智の体系』を真に知ることこそ真なる哲学者の天命である」
「真なる『独立自尊』の精神をもって国際的日本史を達観してゆけ」
「和歌繁栄大革命の時代」
「積極的に『プライバシーの権利』を尊重してゆくことによって
     『理念マスコミ』ルネサンスの光明の大輪を咲かせてゆけ」
「エマソンの『自己信頼』、ルソーの『自主独立』、福沢諭吉の『独立自尊』の『哲学理念』こそ
     真なる国際外交の基軸である」
「真なる『自己信頼』と『究極的実在(天)に対する信仰心』と
     積極的博愛精神をもった『日本の学者』こそ『新時代』の旗手である」
「『叡智的直観』によって把握された『真理』を尊びその内奥を悟得してゆくことこそ
     真なる『学問』の悦びである」
「繁栄の王道とは富の福音を積極的に『布施』として『無償の愛』として社会に還元してゆく所にある」
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「常にオーバーソウル(神)をすべての中に観じ顕わしてゆけば
     真なる『精神的ジャパニーズドリーム』が実現してゆく」
「真なる智恵の光明をもって自己の人生を照らしてゆけば『私』も『公』も真に救われてゆく」
「『布施の心』『無償の愛』『奉仕の心』を実践しつづけてゆくことこそが物心共なる豊かさを創造してゆく」
「真なる哲学と志を実現してゆくために自己を統御し『剛さ』を磨いてゆけ」
「『性善説』と『性悪説』を肯定しながら『善一元』の『信なくば立たず』の大道を開拓してゆけ」
「『謙虚さ』『素直さ』『感謝』に基づいた真なる『自己実現』を成してゆくことこそ真なる『希望の革命』である」
「『祝福の心』を積極的に身につけてゆけば薔薇色の人生が拓かれてゆく」
「『大いなる夢』を抱き『信頼』をもって『勇気一元』『剛さ一元』『結界一元』の平和社会を創造してゆけ」
「どのような環境の中にも どのような人々の中にも『一片の詩』を発見し『一大光明芸術』を創造してゆけ」
「自己の精神的弱さを哲学によって克服し光明信念をもって『大いなる夢』を実現してゆけ」
「人々の悲しみを『光明』の精神的『剛さ』をもって救ってゆく哲人たれ」
「真に『ミネルバのふくろう』となって『歴史的事実』を『諦観』しさらに積極的な『大いなる夢』を描いてゆけ」
「青少年の『叡智的直観』の中にも『新時代』の『時代精神』が実在している」
「『存在と苦悩』の時間の海を超えた所に神の国(理念の国)が実在する」
「『大義』の原点に常に立脚して永遠普遍なる理念の王道を開拓してゆけ」
「光明面を積極的に拝み出してゆくことは徹底した『愛』に支えられた教育哲学である」
「『豪』の人でありながら『情』の人であり
     なおかつ透徹した『理性』のあるリーダーを『人財のダム』として尊重してゆけ」
「老若を超越した永遠の『若さ』の希望の光を掲げつづけよ」
「近現代史の『正統』な『観』じ方とは何か」〜「新時代」のあるべき姿について〜
「真なる『文化的英雄』こそが真なる『文化的英雄』を見抜き新生ルネサンスの大道を創造してゆく」
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「真なる『正義感』の教育を通して『理念法学』ルネサンス運動を成就してゆけ」
「『究極的実在論』としての『唯神論』の下にあらゆる『理念価値』を礼拝してゆけ」
「自治創造 明朗親和の『哲学』をもってマルチメディア クリエイターの旗手たれ」
「真に国益を増進し 真に地球益を増進してゆく『純粋宗教』理念とは何か」
「『新時代』にふさわしい『理念法学体系』を樹立して新生日本建設 新生地球建設を実現成就してゆけ」
「真に宇宙的(ユニバーサル)司法センスを有した『代表的日本人』を無限無数に育成輩出してゆけ」
「『一神教と多神教と一即多』『超越神と内在神と内在的超越神』を真に『統合』しうる
     一大光明哲学体系を構築してゆけ」
「真なる『音楽』は真なる『思想』であり真なる『思想』は真なる『行動』である」
「真なる『エピステーメ』(「叡智」)に立脚して「ドグサ」(臆見)の偏りを直くしてゆけ」
「一人一人の心の内に『実在』している『理念価値』を伸ばし育んでゆけば
     真なる『繁栄大革命』が成就してゆく」
「真なる『議論』とはエピステーメ(真知)への愛(エロス)から生まれ真なる文化文明を創造してゆく」
「真なる『心の冒険者』こそが 真なる『フィロソファー』であり世に光を掲げてゆくものである」
「真なる『理念』(イデア)の愛こそが一大光明芸術の主役である」
「『心の広場』『心の道場』『理念(イデア)の饗宴』を通して真なる同志的友愛を育んでゆけ」
「『正直さ』を旨として天地人を貫く様々なものの中に『理念付加価値』を創造してゆけ」
「スポーツを通して繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の大道を築いてゆけ」
「魂と志と理念(イデア)のある笑いの経済学笑いの健康学を構築し実践してゆけ」
「一人一人の『基本的人権』を尊重してゆくことこそ大和の精神であり国家の生き筋である」
「魂と志と理念のある人格教育こそが政治経済 法学活動に生命を与えてゆく」
「公正な評価から公正な正義が生まれ公正な正義から『繁栄大革命』が生まれてゆく」
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「理念(イデア)恋愛文学の中に真なる天才教育の大道がある」
「その方が日々考えておられる『思い』がその方自身の運命を創造してゆく」
「積極教育によって無限無数の天才を生み育ててゆくことこそ繁栄の王道である」
「『理念(イデア)の美』を地上に無限無数に顕わしてゆくことこそ人間の天命である」
「『リーダーのリーダー』を敬うことを通して真にリーダーシップを発揮し『活かす愛』を実践してゆけ」
「近代根本思想の中に 本来の日本精神の根本理念が実在していることを真に見抜いてゆけ」
「不動心 平常心 平静心をもって 積極的に『理念価値』を礼拝し顕現してゆけ」
「『理性的実存』としての光明を掲げてゆけばあらゆるものが光明を放ってゆく」
「大宇宙大自然の理法に則った王道を積極性と勇気をもって開拓してゆけ」
「理念(イデア)文化ルネサンスこそ国家百年の大計であり地球千年の大計である」
「信用を損う罪こそ最高の罪であり信用を得る功こそ最高の功である」
「大宇宙 大自然の理法に則った哲学的人間学こそが天の栄光を無限供給してゆく」
「『理念(イデア)の愛』を探究し実現しつづけてゆけばプラス一元の世界が実現してゆく」
「天を敬うという『秩序礼節』の心こそ真に人々を愛する原点である」
「良識によって『一大光明結界』を創造し叡智的光明の文化文明を幸えてゆけ」
「良識に裏づけられた宗教精神 哲学精神芸術精神を ルネサンスしてゆけば天の栄光が地上に顕れてゆく」
「天職発想 天命発想をもって人生の原点に使命感を発見してゆけ」
「『天啓』(預言)の真髄を叡智的光明によって活かしてゆくことが真なる文化文明の礎になってゆく」
「繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の『真因』を探究し応用し 実践しつづけてゆけ」
「十七条の徳目を円相の徳として修めてゆけば一つ一つの徳目が大調和の徳となってゆく」
あとがき

 「まえがき」
 かつて、明治維新(明治革命)前夜に、在野の思想家として、福澤諭吉がおられたということは、世界史的日本史を考察してゆく上で、必要不可欠な「中心軸」であるといえる。

 「慶應」という一つの時代は、「時代精神」を育むために最重要の揺籃期であって、1858年に25歳で始められた私塾が、1868年に、明治改元と共に「慶應義塾」と正式に称される、35歳に到るまでの時代は、まさしく、福澤諭吉の青春期であるばかりでなく、日本の青春期そのものであったといえよう。

 ほぼ同世代の坂本龍馬の風雲児の如き活躍も、この時代におこった世界史的日本史であることを考え合わせてみても、二十代、三十代の時代に、光を掲げた若き志士達の活躍の中に、永遠の「若き血」そのものの光明と、熱情と、叡智の結晶が看取され、若者にとって、また、国家にとって、そして、世界にとって、「大いなる志」を掲げ、「大いなる夢」を掲げ、それを心虚しく実現しつづけてゆくということが、いかに大切なことかということが、如実に認識されるといえるのである。

 ある面において、「天の配材」とも観える逸材達が、天上世界よりの「一大光明芸術」の華の種子の如く、地上世界に生まれ落ち、歴史によって育まれ、己が唯一無二なる「理念(イデア)の華」を開花させてゆく様は、個人の歴史としても、義塾の歴史としても、日本国の歴史としても、地球という星の歴史としても、開眼に値するものである。

 永遠の若者としての志士達が、「第二の誕生」を迎え、真なる「天命」に目覚めてゆくためにこそ、本来の「学問」が実在し、本来の「哲学」が実在し、本来の「教育」が実在していることを、歴史的真実そのものが、私達に訴えているように感じられるのは、「平成」という一つの時代が、「平成の慶應」として、新しい「時代精神」に基づいた、新しい「学問」と、新しい「哲学」と、新しい「教育」と、新しい「志士」達を要請しており、新しい「国家百年の大計」と、新しい「国家千年の大計」を要請しているからであろう。

 「義塾百話」としてつづられた哲学的メッセージは、主として、私塾でありながら、大学法人でもあり、神学部をもつ宗教法人でもある「JDR義塾」において、21世紀の日本、並びに、地球という星の、春から秋にかけて、インターネット上で公開されたものである。

 若き日の福澤諭吉を模範にして、在野の思想家として、私塾を開き、塾生を養成し、「天の配材」のもとに、連続講義を成しえたことを感謝すると共に、今後とも、さらなる精進を重ね、さらなる塾生(門下生)を養成させていただきたいと、切に天に祈る次第である。
  

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