光明メッセージ
Japanese Dream Realization



「『涅槃経』にみられる光明実相の法門について」


JDR総合研究所 代表
天川貴之




 仏教の基本的な教義である所の三法印、すなわち、諸行無常・諸法無我・涅槃寂静でも、まだ消極的な境地であるという観方もあるのである。

 本来、「涅槃経」に到っては、もっと光明荘厳の「実相」の境地が説かれているのである。「涅槃経」において釈迦が最後に説いた説法の中には、「法華経」にもその傾向があるけれども、かなり積極的な肯定的実相観が述べられているのである。

 故に、本来、仏教は四法印であると言える。すなわち、諸行無常・諸法無我・涅槃寂静に加えて、光明荘厳である。この永遠不滅の実相こそが、仏教の真髄なのである。

 まず、反省による八正道の実践によって、自らの心の曇りを一つ一つ取り除いてゆくことは大切である。

 その上に、光明荘厳の法門があるのである。光明発展・勝利・成功の法門があるのである。この光明荘厳の法門に到って初めて、積極思考をもって、真なる王者となることが出来るのである。

 故に、如来の光明荘厳の四法印こそが、仏教にとって、極めて大切な法門なのである。

 この現象世界を諸行無常と観じ、諸法無我と観じることによって、涅槃寂静の境地へと到り、この阿羅漢の境地から、光明実相の境地、菩薩・如来の実相の境地へと到るのである。

 かくして、光明荘厳の如来の心を実成してゆくのである。



〔 光明祈念歌 〕
  涅槃経
       光明荘厳
              実相を
            釈迦は説くなり
                    四法印を
(貴)



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