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 光明メッセージ
Japanese Dream Realization



「衣食住に対する執われを去り心の王国を築こう」


 諸君よ、衣食住というものは、足ることをもってよしとした方がよいのである。地上の生というものは、有限のものであって、いずれ去らなければならないものであるから、地上的なものの代表に対して、あまり心の負担をもちすぎない方がよいといえるのである。

 それ故に、原則として、衣に執われず、食に執われず、住に執われず、淡々としておかれたらよいのである。そして、自然に、天職の成果として与えられるものをもってよしとしておかれたらよいのである。

 むしろ、なすべきことは、魂を磨くということであって、心の内にこそ、神の国、仏の国、理念の国を築いてゆかなければならないといえるのである。

 確かに、衣の世界にも道があり、食の世界にも道があり、住の世界にも道があり、それぞれに道をつけてゆけば尊いことであるが、人間の基本が、肉体ではなくて魂であるということ、心と精神であるという眼目は、動かしてはならない点であるといえるのである。

 その意味において、同じ投資をするのであっても、どちらかといえば、外面的なものよりも、内面的なものへと投資した方が、より一層、天の御心にかなったことであるといえるのである。そのバランスに関しては、中道中庸ということが望ましく、あくまでも、心の内に、神の国、仏の国、理念の国を築いてゆくことに専念出来るような環境をつくってゆくという考え方の方がよいといえるのである。

 そして、むしろ、足ることを知って、「布施」を実践してゆかれたらよいのである。自らのために投資するのではなく、多くの人々のために、世の中のために、天のために、「布施」をなしてゆかれたらよいのである。

 地上においては、適度な衣食住をもって足ることを知り、感謝の心から布施行をなし、魂修行を心がけてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

《光明祈念歌》
衣食住
足ることを知り
 観ずれば
生かされる自己
 本来無一物
       (貴)



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