JDR会員制理念情報

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization



「真心の込められた芸術作品を創造してゆこう」


 諸君よ、真心の込められた芸術という視点は大切である。どのように形の上で完成していても、その中に真心が込められていなければ、人の心に響くということは少ないのであり、芸術という形をとって歴史の中に真心を遺すということは、難しいのである。

 芸術作品というものは一つの形式であって、形式より入って、形式を超えてゆく実質というものが肝要なのである。この実質というものが、その方の人柄であり、人徳であり、志であり、心のやさしさであり、心の美しさであり、心の清らかさであるのである。例えば、和歌であっても、ただ単に言葉面だけが美しいというよりも、言葉の奥にある真心が美しいという方が、はるかに歴史の風雪に耐えうるといえるのである。

 その意味において、和歌をつくるにあたっても、出来るだけ、その中に真心を込めてゆくように作ってゆこうではないか。その和歌一首が真に「生命」をもって、「生命」を幸えてゆく神像や、仏像や、彫刻のようなものだと念じて、一首ずつ、言霊を通して創造をなしつづけてゆこうではないか。さすれば、「入魂」された和歌が、生き生きと躍動してくるようになり、心に響き、訴えてくるようになり、人々の心を救い導いてゆくようになってゆくのである。

 その意味において、和歌だけではなく、俳句や詩の中にも、「真心」を込めてゆこうではないか。「志」を込めてゆこうではないか。「人生」を込めてゆこうではないか。そして、言霊を通して、「人生」を創造してゆこうではないか。

 真に「真心」を込めた芸術を創造しつづけてゆけば、言霊の幸ふ国が創造され、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

《光明祈念歌》
真心の
鳴り響くなり
永遠に
和歌のロゴスの
生命の音色
       (貴)



このホームページのトップへ 公開理念情報リストへ