JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






『利自即利他』『官民一如』の経済学的真理について





 諸君よ、ケインズ経済学の真髄についても多様なる解釈があり、その真髄としての実質的真理をいかに応用してゆくかということには、無限無数の道があるのである。故に、正統なケインズ経済学というものも実在し、さらには、ケインズ経済学の実相的展開というものも実在し、ハイエク経済学も同様である。両者をテーゼとアンチテーゼとした上で、ジンテーゼを創ってゆこうとしているのが理念経済学であり、「中」の経済学であり、「空」の経済学であり、「実相」の経済学であり、「光明荘厳」の経済学である。

 そのためには、「官と民」「公と私」の概念を、その真髄において止揚統合してゆかなければならないのである。かの福澤諭吉の御言葉に、「官民共同」というものがあるが、「官」と「民」というものは、本来相対立する存在であってはならないのである。「官」と「民」というものが、自他一体に真に活かし合うことこそ「中道」であり、「中庸」であり、「空相」であり、「実相」であり、「理念」なのである。

 故に、「官民一如」と表現してもよい。これは官民癒着とは対極の概念であって、双方の個性を尊重しながら、「絶対無」(「中」)の立場においてお互いに活かし合うことに本義があるのである。故に、基本的に、ケインズ経済学は「官」の立場に立って「民」を利してゆくことを本質としており、ハイエク経済学は、「民」の立場に立って「官」を利してゆくことを本質としており、両者は真髄において一致するのが本来の姿なのである。

 具体的には、財政出動をしながら、同時に所得税や相続税等を減税し、その上で国家財政を豊かにしてゆく「道」を探究し、「公案」してゆくことが肝要なのである。真なる国家こそが、真に国民を利し、真なる国民こそが真に国家を利し、真なる政府こそが真に市場を利し、真なる市場こそが真に政府を利する、利自即利他の哲理こそが、神の国、仏の国の実相であり、太陽の国の実相なのである。

 お互いの個性的実相を拝み出し、礼拝し合い、真に活かし合う形で協力し合ってゆけば、そこにこそ、大いなる物心共なる繁栄と、健康と、幸福と、平和と、悦びに満ち満ちた天の栄光の幸ふ「夢の実現する国」が真に創造されてゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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