JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「シェークスピア悲劇の光明荘厳的展開について」





 諸君よ、一大光明芸術の視点は、一見悲劇とみえる事実そのものの中にも注ぎ込まれるべきものなのである。かのシェークスピア程、人間の原罪に基づいた史実を、リアリスティックに、かつドラマティックに描いた方はおられないであろう。しかし、彼に描かれることによって、数多くの方々の悲劇的現実や史実が、数多く贖われたことも事実なのである。

 それ故にこそ、シェークスピアは、神聖なる愛を歴史に刻印され、実際に実人生は繁栄、発展、成功、祝福されるという、一見悲劇作家にしては逆説的な恵みを運命の女神に授けられたのである。

 そして、シェークスピアの悲劇には、数多くの「心の法則」に基づく教訓が、詩的な言葉で、芸術形式をとりながら散りばめられているのである。それは、詩の形式をとった真理であり、文学の形式をとった理念(絶対精神)の顕れなのである。

 しかし、さらに、一大光明劇の観点は、この悲劇を包含しながら、さらに超越して、成功の法則、勝利の法則、幸福の法則を、「心の法則」、「心身の法則」、「歴史の法則」の観点から積極的に描き、「リアリティー」そのものの中に、光明理念を、繁栄の理法、健康の理法、平和の理法、大調和の理法を顕現し、実現し、「神の国」そのもの、「光明浄土」そのもの、「理念の国」(イデアの国)そのものを積極的に創造してゆくような芸術創造が望まれているのである。

 そして、人間の内奥なる神性や仏性や光に光明の聖火を掲げて、原罪以前の神の子人間、仏の子人間、理念(イデア)の子人間としての生命の実相を顕現してゆくことに貢献してゆく一大光明芸術が、新ミレニアム的芸術理念として望まれているのである。一見、闇と観えしものの奥にも光があり、一見地獄の門と観えしものの奥にも天国の門があり、天上世界へと到る運命開拓の鍵が実在しているのである。

 人々がその劇を観ることによって、さらには人々が実人生の中でその劇を演ずることによって、まさに運命を力剛く光明に満ち満ちて開拓してゆけるような一大光明芸術の創造が、時代精神の要請として求められているのである。運命に打ち負かされることよりも、運命を真に開拓してゆくことの方が難しいものであり、実際に数多くの方を幸福に出来、繁栄と健康と平和と大調和へと導けるのである。

 常に積極的精神態度をもって、あらゆることを「観」じきり、一大光明芸術を創造してゆこうではないか。あらゆる面で、すべては善くなってゆくしかないのである。




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