JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「『戦争と平和』という公案を透過せよ」





 諸君よ、現代の有無の公案は、戦争か平和かという公案ともなって、戦後五十年以上の不安定な文化を育んできたといえるのである。過度に戦争に執着しても真の平和は得られず、過度に平和に執着しても真の平和は得られないものである。

 戦争も平和も、その根底にあるのは執着である。それが、ある時は恐怖心であったり、ある時は名誉欲であったり、ある時は自己拡張欲であったり、ある時は嫉妬心であったり、ある時は怒りの念いであったりするのである。

 真に恐怖心を去るのが本当の勇者である。真に名誉欲や、自己拡張欲や、嫉妬心や、怒りの念い等を内省しながら、抑制してゆけるのが本当の勇者である。故に、そこに真なる「剛さ」が顕れるのである。この「剛さ」の本質においては、平和も戦争も超越しながら、平和を全うすることが出来るのである。そして、公正な正義を全うすることが出来るのである。公正な司法の機能と公正な良識文化を全うすることが出来るのである。

 そして、この「剛さ」と「優しさ」「叡智」「美しさ」「善」「国際性」というものは一致するものなのである。何故なら、「優しさ」のない「剛さ」は本物ではないし、同様に、「叡智」「美しさ」「善」「国際性」等の諸々の美徳のない「剛さ」も、未だ本当の「剛さ」とはいえないからである。

 故に、大和魂というものは、決して偏狭な国粋主義につながるものでも、偏狭な民族差別につながるものでも本来ない。正しく観じ、正しく真象を顕してゆく努力を重ねてゆけば、国際的な大調和の世界を実現してゆける理念であり、天を愛し、様々な国家や民族や歴史を愛し、一人一人の人々を愛してゆくための理念なのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




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