JDR公開理念情報 

 光明メッセージ
Japanese Dream Realization






「愛を礼節によって真に活かせ」





 諸君よ、時と所と人をよくよく弁えよ。いくらその心において愛を有しておられたとしても、時と所と人を違えれば、その愛が真に活きることが出来ないこともあるのである。

 逆にいえば、時と所と人を真に配慮することが出来たならば、その愛が最高度に活きてゆくことになるのである。故に、愛の実践においては、智慧に基づいた心配りが必要なのである。礼節に基づいた思いやりが必要なのである。

 その意味において、愛念、愛情の活かし方をよくよく学び、実践していっていただきたい。愛を注ぐだけでも素晴しいが、その愛を、真に時と所と人に応じて活かすことができたならば、さらに素晴しいことである。そこに真なる社会性が生まれてゆくのである。

 人間は独りだけで生きてゆけるものではない。社会において、自他一体に活きてゆくものである。故に、そこに愛の訓練が必要となってゆくのである。愛の中に、社会性を伴った叡智が加われば、その愛は真に自他共に損わず、自他共に活かす共存共栄の道を発見してゆくことが出来るのである。

 故に、よくよく心においても、形においても、礼節の精神を大切にせよ。礼節の本義は愛にあり、思いやりにあり、優しさにあるということを悟れ。それが社会性を獲得してゆくということである。社会に貢献してゆくということである。この社会の中には、友人関係も、親子関係も、当然ながら師弟関係も、上司部下関係等も入っているのである。

 武道でさえも、礼に始まって礼に終わるではないか。愛においても、礼に始まって礼に終わるものなのである。そこに愛の道があるのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。






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