問題意識を持つことは、前進・進歩の道である。問題意識を持って、答えを探究しつづけることこそが、学問の方法であるとも言えるのである。
たとえすぐに答えが出なくても、考えつづけることである。潜在意識においても、考えつづけることである。さすれば、自然に解答を発見するものなのである。
迷うことは、進歩の原動力である。矛盾していることは、さらなる統合のための準備なのである。矛盾しているから、葛藤があるのである。この矛盾を超えると、新たな統合が出来るのである。
このように、矛盾や問題意識を通じて、そこから統合、解答を得ることを通して、前進してゆくのである。
故に、何か問題意識が生じたならば、これを素直に受け止めることである。これから逃げようとしないことである。それを真正面から受け止めて、必要なイノベーションを行ってゆくことである。
イノベーションによって、思想・哲学・真理は進歩発展してゆくのである。いつまでも現状維持の知的状態に甘んじてよい訳ではないのである。外から提示される問題意識を通して、さらに前進して、改良を加えてゆけばよいのである。
確かに、なかなかイノベーションの解答が得られないこともあるであろう。しかしながら、考えつづける過程こそが尊いのである。それこそが哲学なのである。
このように、問題意識を持って考えつづけてゆくことこそが、学問の進歩する源なのである。