諸君よ、適切な医療を受ければ、病が治るのは当然である。故に、適切な医学知識を持ち、実践してゆくことが大切である。その上で、病を癒し、健康を実現するための心の教えもあるのである。
日々、倦まず弛まず、真理の光、真理の功徳を積んでゆくことである。常に真理の光明を心に積んでゆけば、心身共に、健康と繁栄を築いてゆくことが出来るのである。
何が真理であり、何が徳を積むことになるのかを常に考えながら、真理を学び、徳を積んでゆけば、必ずや運命は拓けてゆくのである。
真理とはまた、心の法則でもある。それは、永遠普遍の道徳律であると同時に、徳の道でもある。日々、徳の道を歩み、学徳を修めてゆけば、自ずから道は拓けるのである。
慶應義塾大学が掲げる「気品の泉源、智徳の模範」の気品というものも、また、利他の心から生じるものでもある。
常に、この利他の心、「利自即利他」の中道の道から、真なる幸福や成功を考え、実践してゆくことである。このような利他の心の実践によって、心身共なる幸福や成功が実現するのである。
常に、足ることを知り、全てのものに感謝し、「自分が自分が」という心を抑え、無心、無我、無私の境涯にして、利他の徳を積み、真我を実現してゆけばよいのである。
また、実家が浄土真宗であれば、親鸞の心の教えを学び、実践してゆけばよいのである。こうした宗教的な心の教えをも、真なる学徳として学び、行じてゆけば、必ずや成果が上がってゆくのである。
さらに、仁義礼智信の「五常の徳」を、一つ一つ、磨いてゆくことである。この中の智や、反省行を実践するだけでも、運命を拓いてゆくことが出来るのである。
このように、様々な真理を学び、行じてゆくことによって、徳を積んでゆけば、自然に己が運命は拓けてゆくのである。
健康の道、幸福の道、成功繁栄の道にも、それを実現するための心の法則があるのであり、永遠普遍の道徳律・真理が実在するのである。