諸君よ、「無私利他」の心をもって、日々、真剣に努力精進を積み重ねてゆくことが、成功の王道である。
福澤諭吉は、哲学者の如き深遠な思想哲学を持ち、武士の如き高尚な志を持ち、官吏のような才覚を持ち、百姓のような頑強な身体を持つことが、実社会で成功してゆく人物の条件であると述べている。
まずは、「無私利他」の哲学と志を持ちつづけてゆくことである。それ故にこそ、日々、努力精進しつづけてゆくことが出来るである。
「努力即幸福」の境涯に入ることである。日々、努力精進を楽しむことである。
そして、日々、思索し、日々、文筆をして、人々に善い影響を与えつづけてゆくことこそ、哲学者・思想家の法悦である。
「無私利他」の境地で努力精進してゆけば、それは、必ず、永い成功として現われてゆくものである。
たとえ、成功しても、なお、謙虚に努力精進しつづけてゆけば、さらに、成功が現われてゆくことであろう。同志も集まってゆくことであろう。
「無私利他」と言っても、様々な境涯があるものである。本当の「無私利他」の境地で利他行を実践しつづけてゆけば、自ずから、菩薩の境涯になることが出来るのである。
かのナポレオン・ヒルも、菩薩の境涯を説いた成功哲学である。また、稲盛和夫氏の説く成功哲学も、そうである。
願望をしっかりと持ち、潜在意識を活用して、真なる成功哲学を実践してゆけば、物心共なる豊かさを実現してゆくことが出来るのである。