JDR会員制理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization



「自らの言論(思想)を磨き人々に影響を与えよ」


 塾生諸君に述べておきたい。「新生日本のビジョン」において、「現代の志士よ、出でよ」とあるが、現代には既に武士階級は居らず、従って、「大いなる志」を持った者こそが、新時代の志士となってゆくのである。

 確かに、自らの足元を固めて、立身、斉家、出世してゆくのは常人の道であるといえるが、同時に、その過程において、いかに自らが天下国家の役に立っているかということを常々検討してゆくということもまた、非常に大切なことなのである。

 天下国家に貢献してゆく道というものも様々にあることであろう。政治、経済、教育、哲学、芸術等、様々な分野があるであろう。その中においても、自らの「言論」を磨くということは、それは普遍性のある天職であるといえるのである。

 さらに、その自らの「言論」を、日々、哲学的に磨き、深めてゆくということもまた大切であろう。「質は量に転化する」というから、自らの哲学的質、思想的質が高まってゆけば、その「言論」も、より高く、より深く、より広く影響を与えてゆくことになるであろう。

 故に、真なる言論人となるということは、それはまた、現代的な哲学者、思想家への道でもあるということなのである。その時代の言論風土に一定の感化を与え、深い問題意識を呈示したものであるならば、それは、各界のリーダーを始めとする方々に影響を与え、また、それに続く方々にも影響を与ええたといえるのである。

 諸君らも、深く深く内省的思索を練りつつ、自らの言論(思想)を深く深く磨きながら生きてゆきなさい。そして、その過程で、言論(思想)を人々に施してゆきなさい。それもまた、自らを立身しながら、同時に、立国、平天下してゆく道であるのである。

 深い言論(思想)を育ててゆけば、それは必ず、外に影響を及ぼしてゆくのである。





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