JDR会員制理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization



「一日一日を朗らかに道を楽しんでゆこう」


 塾生諸君に述べておきたい。「朗らかさ」というものは大切である。人生を伸び伸びと過ごしてゆくためには、常々、「朗らかさ」を念頭に置いて生活してゆかなければならないといえるのである。

 「朗らかさ」とは、一体どのような精神態度であろうか。それは、すべての物事を、肯定的に、建設的に、積極的に受けとめてゆくということである。どのような一日であっても、楽しさの種子というものがあるはずなのである。その種子を、その一日において最大限に発見し、活かし、伸ばし、育んでゆくことが大切であると思うのである。

 楽しさというものは、真に奥が深いものであるともいえるのである。どのようなことに楽しさを見い出すかということは、その方の人格性が出てゆくものであるともいえるのである。従って、出来るだけ人格の向上に資するための楽しさを発見してゆこうではないか。

 人格の向上に貢献する楽しさとは、真なる「道楽」のようなものである。道の楽しみのようなものである。道を究めてゆくということが、奥深い楽しさの根幹のようなものであって、道を究めてゆくことそのものに真なる悦びを発見してゆけば、楽しさの種子というものも、一つの自己実現へとつながってゆくといえるのである。

 それ故に、一日において、様々な道を楽しむ種子を発見してゆこうではないか。道を楽しむという観点に立った時に、人生のすべての素材が楽しさの素材となってゆくのである。このように、人生の素材、生活の素材を、肯定的に観て、建設的に観て、積極的に観てゆけば、一日一日を、「朗らかさ」をもって、道を究めてゆくことが出来るのである。

 一日一日を真に楽しくしてゆこうではないか。一日一日の内に、朗らかに道に精進してゆこうではないか。真に「朗らかさ」を大切にして、人生を自己実現の大道にしてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。

〔義塾光明祈念歌〕
 せみの鳴く
 声の誘う
湖の
 山々の奥
 月夜を待てり
(貴)


〔2003年8月28日〕


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