JDR会員制理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「ガルブレイス『自伝』の真髄を真に活かせるのは誰か」



 塾生諸君に述べておきたい。基本的に、かのジョン・ケネス・ガルブレイスが「日本経済への最後の警告」(徳間書店)をされているように、日本国が、米国のためにも、EU諸国のためにも、アジアのためにも、イスラム諸国のためにも、「積極財政政策」を選択されないということは、世界史上に遺る「悪手」であるということは、明瞭なのである。

 そして、「積極財政政策」の理論が「真理」であるならば、かの丹羽春喜氏が、数年前から主張されている「日本経済再興の経済学」(原書房)も、基本的に正しいということであり、そちらの方が「至善」であるといえるのである。

 「貨幣発行権」については、経済学者の「ラーナー」のみならず、既に、明治維新(革命)政府において実証されていることであり、基本的に、「竹村健一」氏や、「榊原英資」氏や、政治家でいえば、「平沼越夫」氏や、「西村慎悟」氏等も、その真髄については賛同されているので、後は、勇気と積極性と「愛」だけの問題であるともいえるのである。

 確かに、ケインズの「流動性の罠」は、「今」の日本国の現状に極めて近いが、それ故にこそ、金融政策だけではなく、財政政策こそが肝要であり、それしか道がないといっておられるのである。

 さらに、EU(ユーロ圏)諸国についていえば、JDRの「根本哲学」の一つは、「統合と個性の開花」であるので、一国一国の個性的通貨がなくなってゆくということは、非常に残念であり、経済政策的に、一つ間違えば、危険なことであるともいえるのである。

 しかし、そのことをふまえた上で、通貨「統合」と「個性の開花」を真に成しつづけてゆけば、「EU」は、真に地球という星の運命を開拓してゆく原動力の一つになりうるといえるのである。

 「エピステーメ」(叡智)を、様々な分野に真に応用し、実践しつづけてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。






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