JDR公開理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「国家百年の大計と理性的判断能力について」



 塾生諸君に述べておきたい。国家百年の大計、人類千年の大計を真に見定めてゆくためには、常に、理性的認識能力を培っておかなければならない。その意味において、常に「公」の立場に立って「私」を考え、「私」の立場に立って「公」を考えてゆく習慣が大切である。

 ともすれば、人間は、目先のことだけに心を執われて、自分、もしくは、自分の家庭のことしか目に入らなくなってしまう傾向があるかもしれないけれども、人間として真なる「大器」を創ってゆくためには、常に国家規模での物事を考え、世界規模での物事を考えてゆく習慣をつけてゆくことが大切であり、天の御心を考え、神々の御心を考え、私を虚しくしてゆくことが大切であるといえるのである。

 その意味において、真なるリーダーというものは、真なる哲学者とならなければならないといえるのである。何故なら、哲学こそが、真に目先の現象を超越し、人々をして、国家百年の大計に向かわしめ、世界千年の大計に向かわしめることである。

 それこそが、本来の天の仕事であり、神々の仕事であることを考え合わせてみても、自らの「天命」を心の奥底に深く把持して、「公」のために貢献してゆくことが人格向上の大道であるといえるのである。いざという時に、天命を選択し、「公」を選択し、国家百年の大計を選択し、世界千年の大計を選択しつづけてゆける方々こそ、真なるリーダーであり、真なる「天命」の自己実現であるといえるのである。

 真に理性的リーダーシップを旨に、永遠普遍なる理念を追いつづけ、実現しつづけてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。



〔義塾光明祈念歌〕
若楓
春風に
咲く
 青空に
微笑みてあり
 千年の計
(貴)




[ 2002年5月3日 ]


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