塾生諸君に述べておきたい。繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の「理念（イデア）」を、自己の人生の大計として考え、地域社会の百年の大計として考え、日本国の百年の大計として考え、地球という星の百年の大計として考えてゆくにあたっては、繁栄と対極にある所の衰退の要因を取り除き、健康と対極にある所の病の要因を取り除き、平和と対極にある所の争いの要因を取り除き、幸福と対極にある所の不幸の要因を取り除き、文化創造と対極にある所の文化破壊の要因を取り除き、逆に、繁栄の要因を探究し、実践し、健康の要因を探究し、実践し、平和の要因を探究し、実践し、幸福の要因を探究し、実践し、文化創造の要因を探究し、実践しつづけてゆかなければならないといえるのである。

　それは、「因果の理法」に基づいて、新時代の「時代精神」に則って、「大宇宙、大自然の理法」に則って、悪い種子を一つ一つ丁寧に取り除き、善い種子を一つ一つ丁寧に蒔いてゆくことによって、極めて合理的に、万人が実践しつづけられる「理念（イデア）の王道」として、実現成就してゆくことが出来るものであるといえるのである。

　「一利を興すは一害を除くに如かず」というけれども、一害を取り除いてゆくことを大切にしながら、一利を興してゆけば、真なる大調和型発展繁栄の大道が、堅実に敷かれてゆくといえるのである。

　その意味において、「叡智」を結集し、「善念」を結集し、「光明信念」を結集してゆくことによって、あらゆる災いの真因を真に探究し、修正し、押し進めながら、本来の「時代精神」「世界精神」「宇宙精神」としての「天の御心」の則った、「プラス一元」の選択、「光一元」の選択、「真一元」の選択、「善一元」の選択、「美一元」の選択、「聖一元」の選択、「悦び一元」の選択を積み重ねてゆけば、必ずや、繁栄と健康を通した平和と幸福と文化創造の理念（イデア）が実現成就し、あらゆる悪しき「業」が立命され、善業となって立ち現れ、神の国、仏の国、理念（イデア）の国が顕現してゆくのである。

　真に「光」ある選択を積み重ね、実践しつづけてゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。