塾生諸君に述べておきたい。「学問」の本義とは、良識を培ってゆく所に実在しているのであり、良識こそは、最高の「一大光明結界」となって、あらゆる「災い」から心身の宮を守り、あらゆる「福徳」を招き寄せてゆくための源となるものなのである。
故に、光明的叡智としての良識をよくよく尊重しながら、良識によって、天地人の「生命」を結びながら、「一大光明芸術」の華を咲かせ、真なる文化立国としての大道を歩みつづけてゆこうではないか。
一生の中において、「善く生きる」ことを実践しつづけた証となり、天地人を貫く「生命」の内に、真に遺ってゆくものこそが、「文化」そのものであり、真善美聖の「理念(イデア)」そのものであり、永遠普遍の「光」そのものであるといえるのである。
故に、良識を尊び、良識を敬い、良識を学び、良識を問い、良識を実践し、良識を創造し、良識を共有し合うことによって、「一大光明結界」を創造し、神の国、仏の国、理念(イデア)の国を創造し、「八百万の神々の国」を、「一なる大宇宙、大自然の理法」に則った国として創造し、多種多様なる光明的叡智の花園を開闢してゆこうではないか。
真なる良識、良哲の証は、生命を射照らす「ロゴスの光明」が実在している点にあるといえるのであり、この「ロゴスの光明」こそが、人格の尊厳の証そのものであり、真なる文化文明の証そのものであり、真なる大調和型発展繁栄の証そのものであるといえるのである。
真なる「ロゴスの光明」を、「集合想念の結集」として、「新時代」の「光」として掲げ、心の内にも、心の外にも、「志」を一つにして、神の国、仏の国、理念(イデア)の国を建設し、創造しつづけてゆけば、真なる「ロゴスの光明」の幸ふ国が誕生し、日本国の運命は「立命」され、地球という星の運命は「立命」され、あらゆる悪しき「業」は「立命」され、「善一元」の神の国、仏の国、理念(イデア)の国が、顕現実成してゆくのである。
あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。