塾生諸君に述べておきたい。真に「独立自尊」の精神態度をもつということは、真に、天地人を信頼し、大宇宙、大自然を貫く理法を信頼し、大宇宙、大自然を貫く道徳律を信頼してゆくということである。
そして、主体的な哲学的精神態度をもって、真なる「正しさ」を探究し、協調的精神態度をもって、「自他一体」に活かす中庸の道、中道の道を開拓してゆけば、真なる光の大道を歩みつづけてゆくことが出来るのである。
そして、真なる「王道」を見極めた上で、「大調和型発展繁栄の道」を、積極性と勇気と光明信念をもって前進しつづけてゆけば、必ずや、あらゆる「運命」は「立命」され、「開拓」され、一条の光の大道が実現成就してゆくしかないのである。
真に「勢い」を大切にしながら、かつ、「慎重さ」と「冷静さ」を見失わずに、「公」にとって正しいことを、真なる哲人として、真なる志士として、真なるリーダーとして、実践しつづけてゆけば、「大いなる夢」は、必ずや実現成就し、天地人から真に愛され、報われてゆくといえるのである。
真に、大宇宙、大自然の理法と一体となって、本来「無限供給」なる天の栄光を、無限無数に地上に供給しつづけてゆけば、光につぐ光によって、あらゆる闇は消え、あらゆる災いは消え、あらゆる迷いは消え、真なる「光一元」「真一元」「善一元」「美一元」「聖一元」なる神の国、仏の国、理念(イデア)の国が顕現してゆくのである。
あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。