塾生諸君に述べておきたい。「笑いの経済学」というものは、大切なものである。どのような状況下においても、積極的に「笑い」を創造し、「笑い」によって、健康と繁栄を通した平和と幸福と文化創造をなしてゆくだけの「笑い」の精神的実力を培っておくことは、実人生、実社会、実世界を円滑に運営してゆくために必須の要件であるともいえるのである。
そこで大切になってくるものが、実は、「笑いの哲学」であり、「笑いの思想」であり、「笑いの理念(イデア)」なのである。故に、積極的に「笑い」の中に道をつけ、魂と志と理念(イデア)を拝み出してゆくということは、人格的にも大成してゆくための柱の一つであるといえるのである。
「笑い」のない大真面目な部分がないと、真なる「笑い」を創造してゆくことが出来ないことは、かのチャップリンの愛読書の一つが、ショーペンハウアーの哲学的著作であられたことを考えてみても、自然の理である。故に、「笑い」の中に、「質」の高さと深さと広さをどこまでも探究し、「理念笑い経済学」、並びに、「理念笑い健康学」を創造し、実践してゆくことによって、かえって、大真面目な「善く生きる」哲学的人生を創造し、実践してゆこうではないか。
常に、中庸の精神をもって、緊緩のバランスをとり、「笑い」の中に大道を発見し、様々な個性的理念(イデア)を発見し、実人生の活学として、応用実践しつづけてゆけば、真に「大いなる夢」は実現し、あらゆる面において、運命は「立命」され、精神的ジャパニーズドリーム、精神的グローバルドリーム、精神的ユニバーサルドリームが実現成就してゆくのである。
あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。