JDR公開理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「『心の広場』『心の道場』『理念(イデア)の饗宴』を通して真なる同志的友愛を育んでゆけ」




 塾生諸君に述べておきたい。人生観において、深さと厚みを創ってゆくということは、大切な観点である。その意味において、真なる「心の広場」を創造し、魂と志と夢のある時間、空間を、理念時空(イデア時空)として積極的に獲得し、一種の「心の道場」として、深い精神交流をなし、精神的絆を育んでゆくということは、自らの精神修養をなしながら、同時に、「自他一体」の精神修養をなし、将来に向けての同志的一体感を創造してゆくことになるのである。

 同志的友愛と信頼というものは、なかなか一朝一夕には創ってゆくことは難しいのである。真なる「教育」と同様に、永い時間をかけて、ゆっくりと育んでゆくことをもって貴しとなしてゆけばよいのである。そして、真に生涯の友人を創り、生涯の同志を創り、或る時は、生涯の師弟を創り、生涯の伴侶を創り、生涯のパートナーを創ってゆけば、それこそが、人生において、最高の財産となってゆくものであり、或る時には、真なる国益の基となり、真なる地球益の基となってゆくこともあるものなのである。

 故に、浅く広くおつき合いをしてゆくだけではなくて、「質」を大切にし、深く高く剛く、真なる親友を創造してゆく積極的努力をなしてゆくことも大切であるといえるのである。そして、「心の交流」において、礼節とモラルを旨にしながら、時にははっきりと直言し、時には本音を語り、時には意見を対立させながら、それ故にこそ、永い眼でみれば、不動の同志的友愛と信頼を、真なる理念(イデア)友愛として育んでゆくことは、真なる志士を創造し、真なるフィロソファーを創造し、真なる起業家を創造し、真なる政治家を創造し、真なる芸術家を創造し、真なる人格を創造し、真なるリーダーを創造してゆく基となってゆくといえるのである。

 「大いなる夢」を実現しつづけ、そして、様々な分野において、「良樹細根」の如く、先輩と同輩と後輩を創ってゆくことは、永遠不滅の神の国、仏の国、理念(イデア)の国を建設し、顕現し、維持し、さらに、大調和の裡に発展繁栄させてゆく上で、最も肝要な点であるといえるのである。

 真に「心の広場」を創造し、真に「心の道場」を創造し、真に「理念(イデア)の饗宴」を創造してゆけば、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。


〔義塾光明祈念歌〕
 ペン
交流の
     場に
      同志
  あり
 理念(イデア)
       饗宴
    夢を
        謳歌す
       (貴)              .



[ 2001年8月25日 ]



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