JDR公開理念情報

 「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「真なる『音楽』は真なる『思想』であり 真なる『思想』は真なる『行動』である」




 塾生諸君に述べておきたい。「理念音楽学」という分野は「実在」し、「魂と志と精神」こそが、真なる「音楽」の生命であるといえるのである。何故なら、「音楽」も、本来「理念」であり、「イデア」であり、「精神像」そのものであるからである。

 故に、「楽譜」というものも、一つの「心」の「表象」であり、一つの「宇宙」の「表象」であり、一つのロゴス性を秘めた「言語」であるといえるのである。そして、地上世界にも様々な「言語文化」があるように、「音楽」の「表象」の方法は、本来多種多様なものでありながら、本来「一つ」のものであるといえるのである。

 故に、よくよく「楽典センス」を磨いて、日本文化の集大成としての多種多様なる「音楽」を、その「持ち味」を活かしながら、最高の「マルチメディア コンテンツ」の一つとして輸出入してゆくことが肝要であるといえるのである。そのことによって、一人一人の「ヒューマニズム」に基づいた文化交流の土台を育み、「音楽」を通して「国際外交」を展開してゆくことも大切なのである。

 様々な哲学書、思想書、宗教書が翻訳され、普及され、文化の共通の土台、コミュニケーションの共通土台を築き、お互いの「誤解」や「偏見」を取り除き、一「人格」としての「ヒューマニズム」に基づいた国際交流を通して、「地球という星」の文化文明が大調和裡に発展繁栄してゆけるように、これより後も、多様なる文化を積極的に愛し、慈しめるような文化風土、文明風土、情操風土を創造してゆくことが肝要であるといえるのである。

 人間は、基本的に一「人格」として深く「対話」してゆけば、「本来悪なし」、「善一元」が「実在」であり、いかに広く深く高く、様々な角度から「対話」してゆくことが出来るかということが、真なる「統合」精神の意義であり、一「人格」をお互いに尊重し合いながら、共に伸ばし育んでゆくことこそ、真なる「哲学」、真なる「教育」(エデュケイション)の本義であるといえるのである。

 様々な「過程」を経ても、それをも尊重しながら、一貫した「信頼」の下に、お互いに真なる「フィロソファー精神」を持ち、謙虚に「反省」(内省的瞑想)を積み重ねながら、お互いの「一片の理」を「価値礼拝」「価値顕現」してゆけば、すべては「丸く」、あらゆる面において、善くなってゆくしかないのである。



〔義塾光明祈念歌〕
パイドロス
   対話の中に
           「生命」
            在り
対話の中に
  「情熱」
 
   行動
          (貴)         .



[ 2001年7月24日 ]



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