「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization

　 塾生諸君に述べておきたい。Ｊ・Ｊ・ルソーの「政治哲学」「法哲学」上の「一般意志」とは、真なる「国益」を増進してゆきながら、真なる「地球益」を増進してゆく「理念法学」の大道そのもののことであり、単なる「特殊意志」の総体としての「全体意志」（単なる多数決による意志）とは根本的に異なるのである。その意味において、真なる「国益」を増進しながら、真なる「地球益」を増進してゆく「正しい意志決定」を成してゆくために、「哲人賢人尊重型議会制民主主義」が肝要になってゆくといえるのである。

　故に、「一般意志」を、「国家の意志」、もしくは「世界の意志」として考察してゆくにあたっては、常に様々な角度から「哲学的考察」を重ねてゆくことが肝腎なのである。そして、より純化された国家としての意志決定、もしくは、世界としての意志決定を成してゆくことが常に探究され、実践されつづけなければならないのである。その上で、常に個人の立場に立脚しながら、同時に国家の立場に立脚し、同時に地球という星の立場に立脚してゆく根本的な「法哲学」が必要となってゆくといえるのである。

　真に正しく「一般意志」が解釈され、運用されつづけてゆけば、むしろ、「全体意志」（単なる多数決による意志）よりも、より柔軟で健全な理念尊重型民主主義、理念尊重型自由主義、理念尊重型徳治主義が全うされてゆくといえるのである。そして、基本的、根本的な「法哲学」によって、真なる「憲法学」と「刑法学」「刑事訴訟法学」と「民法学」「民事訴訟法学」等を探究し、「新時代」にふさわしい「理念法学体系」を、真なる哲学的精神をもって洞察し、日本国の国柄と同時に人間、及び、日本国並びに地球という星の「根本理念」にふさわしい「法哲学体系」として樹立し、「新時代」の「新生日本建設」並びに「新生地球建設」、そして「新生兵庫建設」を成し遂げてゆかなければならないといえるのである。それこそ、「新時代」の「時代精神」の要請であり、「世界精神」の要請であり、「宇宙精神」の要請であり、「敬天愛人」の大道であるといえるのである。

　一人一人の人格の尊厳を、「理性的実存」として真に「ルネサンス」しながら、同時に、国家及び地球という星の尊厳を、「理性的体系」として真に「ルネサンス」してゆけば、真に日本国の運命は開拓され、真に地球という星の運命は開拓され、新生兵庫ルネサンスは実現成就してゆくのである。

　一人一人の「理性」「良心」「神性」「仏性」「個性的イデア」を真に結集し、「善念」を結集してゆけば、あらゆる面で、すべては善くなってゆくしかないのである。