「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「真なる『自律』の精神に基づいた『ヒューマニズム』こそが
真なる自由主義 民主主義 資本主義を根本から変えてゆく」





  塾生諸君に述べておきたい。「礼」を重んずるということは、「倫理道徳」の根幹であり、「仁」という「博愛」の精神の根幹であるといえるのである。真なるリーダーに求められるものこそ、真なる「仁」という「博愛」の精神であり、真なる「仁」という「博愛」の実践者と成ろうとするならば、まず何よりも、自分自身を「自律」の精神をもって、よくよく修めてゆかなければならないのである。

 自分自身の良心、理性、真心に従って「自律」してゆくことこそ、真なる「自由」の精神を裏うちする精神態度であり、真なる「平等」の精神を裏うちする精神態度であり、真なる「博愛」の精神を裏うちする精神態度であるといえるのである。

 このような健全な「ヒューマニズム」的倫理道徳精神がなければ、真なる民主主義や、真なる自由主義や、真なる資本主義は、根本的に成立しないのである。故に、「礼」の精神の本質とは、自己の内なる良心、理性、真心に従って「自律」するという近代的モラルと一致するものなのである。

 そして、真なる哲学的「善」の根本とは、「自由意志」をもって、自己の内なる「永遠普遍の道徳律」に対して「自律」してゆく所に根本が実在するのであり、そのためには、日々自己の内なる良心の声、理性の声、真心の声に深く耳を傾け、慎重に一つ一つ自己の真に成すべき「運命の選択」を、善き方向へと「立命」し、真に「運命の開拓」を実現しつづけてゆくことが、必要不可欠であるといえるのである。

 真なる「自律」の精神に裏づけられた博愛的自由主義、博愛的民主主義、博愛的資本主義が真に実践されてゆけば、真なる「理念」(イデア)が、「新時代」の精神の「太陽」そのものとして自然に観じられ、そこから「大いなる夢」が生まれ、真なる「精神的ジャパニーズドリーム」「精神的グローバルドリーム」「精神的ユニバーサルドリーム」が成就してゆくといえるのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾光明祈念歌〕
博愛の
 春の
  ピアノの
音色には
自由
   調律
 希望
響けり
(貴) 



[ 2001年5月19日 ]



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