「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「個性的天才達を天使達の『天孫降臨』神話として尊重してゆけば国運は拓かれてゆく」




  塾生諸君に述べておきたい。日本人は、本来優秀であり、無限無数の天才が存在することは、かのイチロー等の活躍をみても当然であろう。しかし、天才に対する考え方と処遇の仕方が、アメリカと日本では違いがありすぎるが故に、数多くの天才の卵や、既に天才に成っている方々がアメリカに流出し、むしろ、海外で認められて、日本国において再評価されることが多いのである。これは、日本国の各界の評価システム、処遇システム、社会風土システムに問題があるとしか考えられないのである。

 その意味においても、個性的天才を適正に処遇してゆくような積極的構造改革をこそ成してゆかなくてはならないといえるであろう。個性的天才を祝福してゆくことこそ、真なる「夢の実現する国」の「生き筋」であり、「自他一体」に活かしながら、永続的な国家的繁栄を、心身共に実現してゆく王道であるといえるのである。

 本来、日本国の内に、ノーベル賞級の天才達がアメリカ並みに存在しない方がおかしいのである。真なる「知価社会」として、文化立国日本の「国家百年の大計」を考えてゆくにあたっては、ノーベル賞級の世界的天才を、一種の「天使」達の地上への「天孫降臨」のようなものであると、同じ国民として、「国益」増進、「国際性」増進、「地球益」増進の観点から尊重し、日本国の伝統文化に「天孫降臨」という神話もある程であるから、天から授かった才を自由自在に伸ばし育んでゆけるような環境を積極的に創造し、新生日本建国の本旨と成してゆこうではないか。

 日本国から、多種多様なる個性的天才達が日本国において真に育ち、適正評価され、日本国を真なる祖国として愛し、日本国を土台として、全世界に貢献していって下されば、それこそ究極の国運を拓いてゆく黄金の鍵と成ってゆくのである。

 日本国の黄金時代(ゴールデンエイジ)は、既に始まっているのである。「精神的ジャパニーズドリーム」「精神的グローバルドリーム」「精神的ユニバーサルドリーム」の「新時代」の「自由の女神」は、既に微笑んでおられるのである。個性的天才達に真に「自由」を与え、「価値評価」を与え、「社会的尊厳」を与えてさしあげれば、真に日本国の運命は開拓され、真に地球の運命は開拓され、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾光明祈念歌〕
天使達
天の
恵み
   と
 拝むれば
   天才
  大国
  ジャパニーズ
  ドリーム
(貴) 



[ 2001年5月18日 ]



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