塾生諸君に述べておきたい。かのハンチントン教授の述べられているように、日本国には、日本国独自の文化文明が実在するのであり、その日本国の「理念」に、「独立自尊」「自己信頼」「自主独立」の精神をもって、新生日本ルネサンスを成し、新生地球ルネサンスに貢献してゆくということは、非常に国益にかなったことであり、同時に、地球益にかなったことであり、アメリカや、フランスや、ドイツや、イタリアや、イギリスのそれぞれの独自の「理念」を、「個性的実相」として尊重しながら、同時に、「自他一体」に大調和、大繁栄してゆく方向において、「統合と個性の開花」した星を育んでゆくということは、実は極めて国際的な正統的グローバリズムの考え方であるといえるのである。
真に「自他一体」に、お互いの立場に立って「重要感」を認め合い、独自の「理念」を拝み出し合い、お互いの「個性的長所」をもって補い合ってゆけば、真なる「新ミレニアムの時代」にふさわしい新生地球ルネサンス運動の潮流と、真なる精神的グローバルドリームリアライゼイション運動が、健全に、柔軟に、発展繁栄してゆくといえるのである。
真なる大調和、真なる心身共なる繁栄の王道というものは、圧倒的善念と、光明信念と、哲学的廉直心の集積の成果として創造されてゆくものであって、永遠普遍の黄金時代(ゴールデンエイジ)を真に育んでゆく運命開拓の鍵と成ってゆくものなのである。真なる黄金の鍵をもって、「新時代」の扉を開いてゆけば、そこには、人類の千年の春の風景が真に「観」じられてゆくのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。