「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「地上世界に『天使』が満ち満ちてゆけば真なる神の国が顕われてゆく」




 塾生諸君に述べておきたい。真なる自由の精神を真に補うものこそ真なる平等の精神であり、真なる平等の精神の奥にある心こそ真なる博愛の精神なのである。そして、真なる自由の精神を活かし、全うしてゆくためにこそ真なる秩序礼節の精神があり、真なる敬いの心があり、畏敬の心があり、伝統文化を真に尊重してゆく心があるといえるのである。

 そして、真なる「日本精神」の実相とは、真なる「円相」の心であって、自由平等博愛の精神をその本質的実相において活かし、矛盾なく止揚統一してゆく所に本質があり、それこそ、真なる「大和」の哲学なのである。さらには、個人と国家というものも、個人と社会というものも、個人と世界というものも、矛盾なく止揚統一してゆくことこそ、真なる「人間観」であり、真なる「国家観」であり、真なる「世界観」であるといえるのである。

 故に、常に中庸の精神、中道の精神、天御中主神の「御中の精神」をもって、一見「絶対矛盾」しているかのように錯覚されている概念を、本来の「円相」の姿へと戻し、それぞれの「理念」に真なる生命を与え、活かしてゆかなければならない。そのために大切な精神が、天と地と人をつなぐ「天使」の心であるといえるのである。

 「天使」とは、「八百万の神々」といってもよいし、「諸菩薩諸如来」といってもよいが、本質は一つである。この地上に、「天の栄光」を、自発的な悦びをもって実現してゆこうとする方が一人でも多く育まれ、それが心の習慣になってゆけば、この地上そのものが「神の国」と成り、「仏の国」と成り、「理念の国」と成ってゆくのである。その上で、様々な個性をもつ「天使」を尊重し、その天才的長所を、「個性的実相」として拝み出し合えば、真に一切の生物が所を得て、相争うものなく、相食むものなく、病むものなく、苦しむものなく、乏しきもののない神の国そのものが、「楽しさ一元」「明るさ一元」「剛さ一元」に大調和裡に幸え、真に醸成されてゆくのである。

 その上で、常に国際的視野をもち、同時に、日本国の伝統精神を敬い、さらに、地球という星に真に「天使」として貢献してゆくことを日々日々積み重ねてゆけば、まさしく、天上においても「天使」達と共に暮らせるように成り、地上に生きながらにして、「天使」達が天に代って助けて下さるように成るのである。そうすれば、あらゆることが「善の循環」をもって真に「立命」されてゆくように成るのである。

 真なる「天命」を、「安心立命」の境地をもって、心穏やかに、天と地と人々と一体感をもって成してゆけば、自ずから「一大光明結界」が生じ、万全のセキュリティーのために努力されている方々と共に、真に「統合と個性の開花」した国家、「秩序と自由」のある国家を創造建国してゆくことが出来るのである。

 「圧倒的善念」と「愛」と「智慧」と「光明」の「ドリームスピリット」のもとに、あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾光明祈念歌〕
 
春の龍
「光明結界」
育みて
  大調和なる
 「大和」
じげん
示現す
(貴)           .



[ 2001年5月4日 ]



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