「義塾メッセージ」
Japanese Dream Realization





「理念(イデア)人類ムーブメントの時代」




  塾生諸君に述べておきたい。「日本国」というものは、まさしく「神の国」であり、「神々の国」であり、「八百万の神々の国」であり、同時に、「一なる法則」「一なる理法」「一なる理念」によって「統(す)」べられている国であるというのが本来の「国柄」であり、「日本国の実相」であり、「日本国の理念」であり、「日本国の国体」なのである。「天皇を中心とした神の国」という言霊は、大いなる「幸え」の祝詞でもあるのである。

  それは、決して偏狭な考え方でも、軽薄なキャッチコピーでも、本来の「人権」や「自由」や「平等」や「博愛」や「法の精神」と相対立するものでもないのである。日本国には、様々な神社があり、それぞれの「祭」があり、それぞれの共同体や社会が、「一体感」をもって、「心と文化と生命」の交流をしているということは実にほほえましいことであって、国際的視野に立ってみても、敬愛され、尊重され、尊ばれるべきことでもあるし、日本人にとっては、誇りであり、自己信頼の源であり、独立自尊の源なのである。

  そこから、自然で健全で柔軟な「祭政」の精神が、日本文化として、様々な面において自然に滲み出してゆくということは、極めて「理」にかなったことであるといえるのである。例えば、素朴に太陽を心身共に敬い、感謝を成し、報恩を成し、誓いを成し、太陽と共に太陽と一体となって生きてゆくということは、真に「シンプル イズ ベスト」なライフスタイルであるともいえるのである。

  もちろん、学生や、文化人や、安全保障や、夜間サービス業や、国際ジャーナリズム等に携わる方で、夜型生活を送られる方がふさわしい方々は、逆に、月と星々と様々な国の太陽に感謝を成し、報恩を成し、誓いを成し、神秘的な夜の時空と共に、月や星々や様々な国の太陽と一体となって生きてゆくということも、「ニューウェイブ イズ グット」なライフスタイルであるともいえるであろう。確かに、国際的な日本人という立場から考えてみれば、それも「理」があるといえよう。

  しかし、原則としては、日本国の太陽を心身共に敬い、太陽の真象である「天照大御神」の御心を継ぎ給える「日の御子」であられる「天皇」、並びに「天皇の原理」に基づく「祭政」尊重型民主主義、「祭政」尊重型自由主義、「祭政」尊重型議会政治を、真実の意味において尊重してゆくことは、真なる「新時代」のビジョンであり、「時代精神」であるといえるのである。真なる「統合」の精神とは、真なる「中心」の精神であり、真なる「絶対無」の精神であり、真なる「個性の開花」の精神とは、真なる「自由」の精神であり、真なる「平等」の精神であり、真なる「博愛」の精神である。

  そして、「公正」なる「正義」の精神が、「法の精神」と「繁栄の精神」と「大調和の精神」の下に、「中庸の精神」と「中道の精神」を旨として顕現されてゆく時期、そこに、真なる神の子、仏の子、天の子として、真なる自由を体現した「理念的自由人」が、真なる「理念(イデア)人類」として、真なる「天孫人類」として、真なる「太陽人類」として「新生」し、「イノベーション」され、「ルネサンス」され、誕生してゆくといえるのである。あらゆる面において、すべては善くなってゆくしかないのである。




〔義塾光明祈念歌〕
 
神々の
 生命
鳴動
 幸えて
 自由闊達
いやさかえ
弥栄
 富士
(貴)           .



[ 2001年5月1日 ]



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