理念情報

 「理性の誓いメッセージ」
Japanese Dream Realization



「理性の声は愛と平和の世界を実現してゆく」





  愛と平和というと、理想的な思想である。愛という言葉も人類普遍の共通語であるが、それは当然のことではない。それは、人間理性による本能の陶冶によってはじめてなされるものであって、愛を語り、実践してゆく場合においても、人間の内面的本質を深く探究してゆかなくてはならない。

 愛は実在である。愛の対極に考えられる所の憎悪も愛の不在である。嫉妬も愛の不在である。対立抗争も愛の不在である。愛が実在する所、光を灯せば闇が自然に消えてゆくように、憎悪も消え、嫉妬も消え、対立抗争も消えてゆく。

 本来の理性から発生するものは、愛以外にはない。何故なら、理性とは、人類普遍、永遠の善を実現する意志であり、真に肉体本能の自我の壁を超え、自他一体の円相を導き出すものだからである。故に、自己の内奥にある理性の声に耳を傾けてゆけば、自ずから、その声は愛となり、平和となってゆくものである。

 愛と平和とは、永遠普遍の理念である。愛が実在であるように、平和も実在である。存在するものの真象とは、これ以外に、本来ないものである。存在するものの理念とは、これ以外に、本来ないものである。理性の声は、一人一人の人間の心の内奥において、常に愛を生ぜしめることを要請している。常に平和を生ぜしめることを要請している。

 愛とは異なるエゴイズムがあるように観え、平和とは異なる戦争があるように観えるのは、それは、現象の一面にしかすぎない。それは、存在の理念ではない。存在の理念とは、本来、愛であり、愛が示現した所の平和である。

 人間理性の声をどこまでも掘り下げてゆけば、愛と平和の泉に達する。その精神の内奥世界からは、無限に愛と平和の光明が流れ出してくるのである。あらゆる善き思想、哲学、イデオロギー、道徳倫理、芸術、科学等が流れ出してくるのである。そして、実在の光明が、迷いの現象の連鎖を断ち切ってゆくのである。

 理性の光明が本能の連鎖に勝利することこそ、人間の栄光であり、人類の栄光である。そして、それは日本国の栄光であると同時に、地球という星の栄光であるものである。理性は勝利しなければならない。理性の炎は万人に灯されなければならない。万人共通の財産としなければならない。

 本来、理性を有している人間は、理の子であると同時に、愛の子であり、平和の子である。どのような状況に置かれようとも、理性を掘り下げてゆけば、愛と平和の解決を見い出してゆくことが出来る。人間の内奥には愛と平和を実現しようとする叡智界よりの天命があり、使命がある。

 理性の声は、決して曇らせることは出来ない。何故なら、人間の尊厳の源にあるものだからである。静かに自らの理性の声に耳を澄ませれば、愛と平和の世界を実現せよという、聖なる意志がこみ上げてくる。愛と平和は、子供心に皆が理想に描くものである。青少年が夢に描くものである。しかし、大人が世界の現実の諸問題を前にして掲げるべき永遠普遍の理念である。

 エゴイズムは愛の不在である。争いは平和の不在である。理性の光明が点ぜられる時、実在の精神が現れる。熱い志に支えられて愛と平和が堅持される時、人間は人格たりうる。日本国は国家たりうる。人類は、真に理性的実存たりうる。地球という星は、天の栄光を無限に受け継ぐことが出来る。

 理性の声が真に勝利してゆくような世界を育んでゆくことこそ、理性を探究する哲学者の使命であり、一人一人の理性の光明を発見する教育者の使命である。日本国民が永遠普遍の理性の声を結集させて、理念の光明を掲げつづければ、必ずや、愛と平和は実現されつづける。我々は、心の内奥なる叡智界の念いを、ことごとく実現させてゆくことが出来るのである。





〔 光明祈念歌 〕
内奥の
愛と平和を
希求する
理性の声の
深く響けり
(貴)


哲学を
真に活かせば
平和と愛
大和の世界
示現す天命
(貴)




〔 光明祈念句 〕
新樹あり
光輝く
花の園
(貴)



このホームページのトップへ 


「理性の声は愛と平和の世界を実現してゆく」 に対するご意見・ご感想などございましたらご遠慮なくお寄せください。
ご意見・ご感想はこちらから