諸君よ、同志というものは大切である。人間は、独りでは本当は何事も成し遂げることは出来ないのである。しかし、真に同志を募り、絆を深めてゆけば、何十倍、何百倍もの仕事が成されてゆくのである。何故ならば、誰にでも一長一短があり、個性的長所と個性的短所とがあるからである。

　故に、個性的実相をお互いに拝み出し、補い合い、同志的関係、同志的パートナーシップをとってゆけば、個人的には「壁」とみえし限界も突破し、はるかなる「無限の新天地」へと飛翔してゆくことが出来るのである。それが、理念的なる結合であればある程に、剛い絆を築いてゆくことが出来るのである。それもまた、「理念経営」である。

　「理念パートナーシップ」のためには、「経営理念」が肝要であり、「経営理念」「経営哲学」をお互いに確認しながら、深い絆を創造してゆけば、永い不動の信頼関係を築いてゆくことが出来るのである。このような信頼関係が出来ていれば、逆境の時期こそ、チャンスに転じてゆくこともあるし、壁こそ、人生の飛躍台となってゆくことが可能となるのである。

　故に、真なる同志を、理念の「大志」をもとに募ってゆけ。理念の「大いなる夢」のもとに募ってゆけ。一つの終わりは、一つの始まりなのである。そして、一つの始まりは、過去を真に活かしてゆくのであり、圧倒的光明信念をもって前進し続けてゆけば、必ずや、すべてのすべてが一大光明芸術となってゆくしかないのである。

　故に、一見悲劇とみえしものに必要以上に執われることなく、真に「空手にして起て」。そして、大いなる希望の光明を掲げて、さらなる勝利の種子を発掘せよ。さらなる成功の種子を発掘せよ。さらなる幸運の種子を発掘せよ。さらなる発展の種子を発掘せよ。さらなる繁栄の種子を発掘せよ。さらなる健康の種子を発掘せよ。さらなる大調和の種子を発掘せよ。さらなる一大光明芸術の種子を発掘せよ。さすれば、あらゆる面において、すべてが善くなってゆくしかないのである。