青春詩






桜咲く園



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青春詩 三.「桜咲く園」五頁
Japanese Dream Realization




「桜咲く園」






【五頁】
幾とせの 縁の糸の 重なりて 運命の織物 星雲となり

一度だけ 君の歌声 聴きたくて 夜の月にぞ 祈る今日かは




便りなき 便りは 何もないことと 想うことこそ かたかりしかな

君のため 何をすべきか 自らに 問いつづけてや この幾月か




汝が瞳 その黒き火の 燃ゆるのは 我が心こそ 焦がすためかは

命こそ 燃なば燃えよ 限りなく されども尽きぬ 我が愛の灯よ




君と我 この世ならざる 世界にて 契り交した 手のひらの跡

鐘の音の 澄み渡るかな 今日の日も 打ち鳴らしつつ 君を想いて




月よ月 我が孤独こそ 慰めよ 月を君とぞ 想い定めん

恋情とは 死ぬることと 見つけたり 真に愛する 生命の悦び



無限なる 想いの限り 尽くしても まだ果てのある 真心の空

願わくば 君と二人で 春死なん 君と出会った 桜咲く園